創建の年代は定かではありませんが、一説には700年頃とも伝えられています。
室町幕府三代将軍足利義満が宮島の厳島神社に参拝した後、九州へ向かう途中で鞠生(まりふ)の松原に立ち寄りました。
この時のことを記した「鹿苑院西国下向記(ろくおんいんさいごくげこうき)」には、この地は宮島の厳島神社の神が最初に天下った地として、当神社の記述があります。
1699年(元禄12年)、現在の新田や古浜などが干拓された三田尻大開作(おおかいさく)の鍬初めの際には、工事の安全や完成を祈願しました。
完成した塩田による製塩業は藩財政を潤し、明治維新を財政面から支えたといわれています。