笑い講
防府市大道(だいどう)小俣(おまた)地区に伝わる神事で、防府市の無形民俗文化財に指定されています
令和5年12月3日(日)
『笑い講』は全国的にも珍しい笑いの神事で、紋付き袴で正装した講員たちが、榊を手に「ワーハッハッハッ」と3回笑いあい、今年の収穫の感謝と来年の豊作を祈り、1年の憂(う)さを豪快に笑い飛ばす年忘れの奇祭です。
大道小俣地区に伝わる大歳祭りで、小俣八幡宮の社殿によると、西暦1199年(正治元年鎌倉時代)から始まりました。
当時、この地方の21戸の農家が集まり、旧暦12月1日、大歳神を迎え収穫の感謝と、来年の豊作を占う神事で、昔は旧暦11月30日小俣八幡宮において、次の年の頭屋大歳神を譲る頭屋祭りが行なわれていましたが、現在は頭屋から頭屋へ引き継がれています。
年末のめでたい行事の一つとしてマスコミで頻繁に取り上げられたことで、全国に知られる神事となりました。
写真・令和3年の笑い講の様子
基本情報
- 日時
令和5年12月3日(日)11:00~(笑いの神事は正午前)
- 場所・住所
小俣八幡宮(山口県防府市台道1143)
- 問い合わせ先
0835-32-0111(小俣八幡宮社務所)
0835-25-2148(防府観光コンベンション協会)