鋳物に触れて…
Posted on July 10, 2020
『長州鋳物記念館』7月12日(日)にグランドオープン!
防府天満宮参道の脇に、新しい観光スポットが登場しました。
それは、『長州鋳物記念館』!
古民家をリノベーションし、中に飾っている鋳物も、レトロで味があり、落ち着く雰囲気です。
写真・長州鋳物記念館
防府市は、いまでも『鋳物師町(いもじちょう)』という町名が残るほど、鋳物産業が盛んでした。
身近にあるのに中々その存在が知られてない鋳物を、「防府の観光資源に!」という、熱された錫(すず)にも負けない想いで、防府市で江戸時代から続く鋳物業の8代目、松村憲吾さん(アボンコーポレーション株式会社社長)が設立をしました。
写真・溶けていく錫
溶かした錫を、型に流し込みます。すっかり液体になっていて、不思議な感じ。
写真・溶けた錫を型に流し込みます。
固まるのを待ったら、木の枠組みを外し、土から鋳物を掘り起こします。
写真・砂から掘り起こして完成!
砂がついているので、ササッと落として完成です。
純度100%の錫は、なんとハサミで切ることができ、手で曲げて形を変えることもできます(!)
写真・独特の光沢がキレイな鋳物
熱伝導も良いので、熱いものは熱いまま。冷たいものは冷たいまま。
錫でできたグラスで飲むビールは、格別だそう。
体験で作成したのは梅の小皿ですが、長州鋳物記念館では他にもペンホルダーや、今後はタンブラーなども体験にいれていくのを検討中とのことでした。
写真・レトロな内装が落ち着く室内
写真・いろいろな鋳物が展示してあります。
体験の他にも、鋳物の歴史をじっくり見学できるコーナーもあります。
静かで、重鎮な歴史の語り部。
防府の新しいお土産として、ぜひご自分で作った鋳物をお持ち帰りしてはいかがでしょうか(*'ω'*)