三田尻塩田記念産業公園

三田尻塩田記念産業公園

かつての入浜式塩田の施設が復元されており、塩づくりの工程を見学・体験ができる

三田尻塩田記念産業公園は、塩の主産地でもあった三田尻での製塩業が日本の塩業史に大きな役割を果たしたことを記念し、塩田跡地の一部に当時の塩づくりの工程を見学・体験できる施設として復元されました。
公園では、昔の塩田作業の模型や様々な展示物等で塩の生産について学ぶことができます。
公園のシンボルである高さ13.184mの煙突は明治末期から大正初期のもので、塩水を煮る時の煙の排出に使われていました。
江戸時代、萩藩による米・塩・紙・蝋の『四白政策』は藩の地域経済の活性化に寄与し、中でも塩は藩外への重要な輸出品で、東北では塩のことを『ミタジリ』と呼ぶ地方もあったそうです。
萩藩は1699年(元禄12年)から三田尻での大規模な製塩に着手し、7代藩主毛利重就(もうりしげたか)の頃には塩の生産36万石、瀬戸内海では赤穂と並ぶ塩の大生産地となりました。
三田尻の塩田は塩の干満を利用して海水を引き込む『入浜式』で、1960年(昭和35年)に操業を終えるまでの約260年に渡り、良質の塩を作り続けました。
塩田跡地には、多くの工場が建てられ、操業終了後も防府の産業発展に繋がる基盤を築きました。

基本情報

詳細情報

入園料大人310円、小・中学生200円、未就学児無料
団体(20名以上)大人200円、小・中学生100円
※身体障害者手帳または療育手帳をお持ちの方とその介助の方お1人は入園料が無料(受付で手帳を提示ください。)
塩づくり体験期間 4月~10月
受付時間 9:30~14:00
所要時間 
・採かん作業、せんごう体験合せて2時間 
・浜引(はまびき)、撒潮(さんちょう)、せんごう体験 各20分程度(3体験で1時間程度。組み合せ自由)
定員 少人数、団体可(40名程度まで)
申し込み 7日前までに要予約(団体のみ、浜引、撒潮、せんごう体験は要予約)
携行品 運動のしやすい服装、タオル、飲み物など
アクセス・JR防府駅からバス(中浦行き)で約18分、「長平橋」下車、徒歩で約6分
・山陽自動車道防府東・西ICから車で約20分

吟味された旬の食材を中心提供する、本物の味を堪能できる和食料理店
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