野村望東尼 寄寓の家
望東尼が身を寄せた荒瀬家のなかで、実際に起居していた「離れ」の建物を移築したものです。
その後に増築され外観は変わりましたが、内部には座敷・茶室・奥の間に二階を備えた望東尼が起居していた当時の建築が残っています。
望東尼命日の11月6日のみ、ゆかりの品等とともに限定公開しています。
以前は「野村望東尼終焉の宅」の名称で県指定の史跡となっていました。終焉の場所は不明確であるとして現在指定は解除されましたが、望東尼が起居した時期があり、また幕末の豪奢な邸宅の遺例であることから、市が管理しています。
楫取素彦の墓
「寄寓の家」のそばに「大楽寺」があり、望東尼とゆかりの深い楫取素彦がここに眠っています。
野村望東尼墓(県指定史跡)
大楽寺から入って、10分ほど歩いた先の市営墓地の一画にあります。
墓碑の裏には、楫取素彦の撰文が刻まれています。
野村望東尼終焉の宅跡(県指定史跡)
望東尼が身を寄せた荒瀬家の跡地で、現在は門のみが往時の姿をとどめています。
所在地
寄寓の家(荒瀬家離れ移築地) 山口県防府市岡村町5-3
大楽寺(楫取素彦の墓) 山口県防府市桑山1丁目5-10
墓 山口県防府市桑山1丁目4
宅跡(荒瀬家跡地) 山口県防府市三田尻本町10-2